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松濤館流空手

松濤館流空手の真髄

空手といえばみなさん、どういったイメージをお持ちでしょうか?
突き・蹴りで相手を一撃必殺の元倒してしまう、危険な格闘技?空手=喧嘩・暴力的?瓦や板を割る?
そのようなイメージではないでしょうか?
現在、空手は多数の流派が混在し、世界中に4000万人以上もの空手人口がいる中で、残念ながら、まだひとつにまとまっていない武道のひとつでもあります。2020年の東京オリンピック(開催2021年8月)で採用されましたが、なぜか空手というものが世の中で理解されていない部分が多く、まずは空手を理解していただく上で、その歴史を踏まえて、松濤館流空手の説明をいたします。 

HISTORY
空手は15-16世紀頃、琉球王朝(現沖縄県)で発祥したと言われています。

それまで、日本本土には、剣術以外に古来からの伝統柔術や忍術から発祥した、『当て身』という技がありました。
よく、テレビや映画などの時代劇で、悪党を相手に素手で戦うシーンでその技が出てきますよね。
しかし、これら『当て身』と空手とは起源が全く違います。

当時琉球はひとつの単独国家であり、中国との交流や日本との交流があり、その両方の文化を兼ね備えていました。
空手の起源は、中国の北派・南派拳法と言われており、それらの伝統武術が琉球へ流れてきていました。一方、当時、薩摩藩の中で島津一族が琉球王朝の統括を推し進めており、禁武政策を取り琉球の士族たちから武器を一切取り上げてしまいました。それに対抗するため、素手で戦う技として急速に発展したのが空手です。
当時は、空手ではなく、唐手と呼ばれていました。琉球で発展を遂げた唐手は大きく3つの流れに分かれました。『首里手』・『那覇手』・『泊手』の3つで、中国北派拳法の流れをくむ『首里手』には、船越義珍が開祖である松濤館流、その弟子であった大塚博紀が開祖の和道流があります。
中国南派拳法の流れをくむ『那覇手』には、宮城長順が開祖である剛柔流があり、それらと少し違う流れで松茂良興作が継承してきた『泊手』は、後に、『本部流』として発展し、これら3つの流れをすべて学んだ摩文仁賢和が糸東流の開祖として継承していくこととなります。
これら、松濤館流・剛柔流・和道流・糸東流は日本4大流派と呼ばれています。それぞれの唐手の中で使用される『形』の名称の多くに中国語が語源となっているものも多々あります。他にも沖縄を代表する流派として、小林流、少林流、上地流、劉衛流など多数あります。

HISTORY
明治維新後、琉球王朝が沖縄県となり、
今まで身を守るための武術として発展してきた唐手は空手と名称を変え、
日本本土へ流れていくこととなります。

それに最も貢献したのが、松濤館流空手の開祖である、船越義珍です。
今までの空手とは異なり、体育的要素を取り入れ、大学を中心にスポーツとして発展寄与させようとしてきたのが松濤館流空手です。

沖縄では、古来の伝統空手の技術や稽古法を守り、いわゆるスポーツ空手とは全く違う路線を歩んでいる流派が多々あります。その稽古法や技術は一般常識の域を脱しており、手足を徹底的に鍛え上げ、まるで鋼鉄のような体を作り上げます。空手の稽古の中で最も有名なのが、拳を鍛える巻藁突きというものがありますが、沖縄古来の鍛練の中では、バッティングセンターで飛んでくる球を拳で打ち返す鍛錬をしているツワモノもいます。上地流などがそのひとつです。

HISTORY
大正、昭和になり、日本本土へ空手を広め始めた船越義珍は、
空手の中に競技を取り入れ、試合ができるように確立した一人としても有名です。

柔術から柔道へ発展したように、空手もスポーツ空手へと発展する礎となったのが松濤館流空手です。
その後、日本空手協会という組織ができ、1950年代になると、世界各地へ指導者を送り、世界中に空手を広めた流派の一つです。
松濤館流空手は、空手3大要素である、『スピード』・『パワー』・『テクニック』の全てを兼ね備えており、最も洗練された空手としても世界で評価されています。2020年東京オリンピックでは、初めて空手が採用されます。

空手といえば、なぜか『極真空手』と考えている人が多数いるのも事実です。極真空手は、剛柔流空手と松濤館流空手の両方を学んだ大山倍達という人が考え出した空手で、フルコンタクト空手という、近代空手の新たな考え方としては非常に斬新的であり、空手の普及に大きく貢献された指導者として世界的にも認められている流派です。
しかし、ラグビーとアメリカンフットボールとが同じルールで試合ができない、あるいは、テニスと卓球が同じコートで試合ができない、サッカーとバスケットボールが同じように試合ができないといった、大きな違いがあり、一慨に一つの空手として考えることができないのが現状です。 

では、実際の松濤館流空手とは
どういったものでしょうか?
伝統派空手と言われている中でも最も当たりの激しい流派であることは間違いありません。
松濤館流空手は日本空手協会や全日本空手道松涛館、
日本空手松涛連盟、国際松濤館などが代表する組織です。 

国際空手道拳信会®とは

当会は、空手道歴50年以上を有し、かつてアメリカで15年以上にわたり指導に携わり、全米タイトルを含め数々のタイトルを獲得してきた国際資格を持った指導者の元、『英語で空手』・『頭の体操空手』・『健康空手』をキャッチフレーズに、スタートした空手教室です。
アメリカでの物理的、科学的根拠に基づいた、無駄のない練習方法により、短期で上達することに関してはトップクラスと自負しています。海外からも指導者や各支部の生徒たちが来日し、一緒にレッスンに参加する機会もございます。

当会では一番の目的は、空手の技を極めること以上に、正しい心と丈夫な体作りをモットーとし、国際人形成の場としてレッスンを提供していますので、是非一度、その目でお確かめ下さい。各種大会で優勝を含む多数の上位入賞者を輩出しています。 

団体名国際空手道拳信会®本部事務局
所在地東京都中央区銀座1-12-4
連絡先
なるべくお問い合わせフォームからご連絡ください
主な活動場所東京都中央区他ベイエリアなど中心
会員数総数300名以上
大会実績中央区空手道大会 優勝、準優勝多数
東京都空手道大会 優勝
JDKF全国大会 優勝、準優勝多数
神奈川大会 優勝、準優勝多数
その他、各種大会にて上位入賞
活動内容月曜日を除くほぼ毎日、中央区内において教室を開催しています。
月に何度参加していただいても良いフリー参加制です。親子参加も多数います。

拳信会組織図

International Karate-Do Kenshinkai Association 国際本部